この記事を書き出したのが、本日の朝5時。最近、朝目が覚めて、そのまま二度寝に入れる確率が下がってきました。昔は何度寝もできたのに。歳ですかね。笑
さて、一昨日は膝の痛みでお悩みのお客様とのセッションでした。一昨日で初回から数えて3回目。今のところ膝の痛みに変化はなし。
というのも、セッションが終わった後は痛みが引くものの、数日経つと痛みが戻るみたいです。何故元に戻ってしまうのか。
人間誰しも癖はあります。私ももちろんあります。右利きなんで、右手ばかり使います。これも癖です。左右が完全に対象で生活している人なんて100%いません。でも、それで痛みが出る人と、出ない人がいます。
その差は何かというと、癖で痛みがでないように、抑え込む機能がきちんと働いているかどうかの違いです。
例えば一昨日のお客様のパターンでいうと、膝をつま先に対して内側にいれる。いわゆるニーインが癖になっています。
その理由は、アナトミートレイン(筋連鎖)のスパイラルライン上にある長腓骨筋と大腿二頭筋を過剰に使ってしまっているから。
長腓骨筋の足底外側アーチの引き上げ、大腿二頭筋の下腿外旋(スネを外に回転)、これが強く働きすぎた結果です。
これを抑え込む機能が、足底内側アーチをつくる後脛骨筋と下腿を内旋させる半腱様筋・半膜様筋(もも裏の内側)です。
この3つの筋肉の機能が低下し、癖を抑え込むことができなくなっているから、膝に痛みがでているんです。
この3つの筋肉を機能させるワークは以下の2つ。これで痛みがとれました。
①割膝
下記の記事では内転筋とハムストリングス全体を叩いてますが、今回はこれで半腱様筋・半膜様筋を叩きます。
②足裏のスイッチ
下肢のクロスポイントの足裏のスイッチをおこなっていきましょう。
その場で痛みはとれましたが、また元に戻ります。癖を抑え込む力をつけるには少し時間がかかるからです。お客様にはなるべく早く改善できるよう、ワークを毎日おこなうようお伝えしました。
何年もかけてつくり出した癖は、そう簡単になおすことは出来ません。でも抑え込む力はつけることができます。
その力をつけられるようにするには、日々の鍛錬が重要。何事もコツコツが大事ですね。
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