体の部位の中で使用頻度が高いのが手指。
その中でも特に力を入れやすく、使いやすいのが親指です。
1日を思い返してみると、食事や歯磨き、料理や洗濯、PCやスマホ。
あらゆる局面で親指を使用しています。
親指の筋肉はアナトミートレインのディープフロントアームライン(以下DFAL)上にあり、
小胸筋(胸)
↓
上腕二頭筋(力こぶ)
↓
橈骨の骨膜(前腕の親指側)
↓
母子球筋(親指の付け根のふくらみ)
と連動していきます。
DFALが固まると、肩は内巻きになり猫背になるので、
首肩こりや首肩の痛みに繋がります。
上記症状でお悩みの方は下記のほぐしをおこなってみてください。
DFALの問題であれば、こりや痛みが緩和されます。
1)合谷穴(ごうこくけつ)
親指の付け根にあるふくらみを、
反対側の親指と人差し指で摘んで押します。
ここには合谷というツボがあり、頭痛や歯痛などの痛み全般、花粉症、難聴、耳鳴りなどにも効果があります。
2)陽渓穴(ようけいけつ)
親指の付け根にある凹む場所。
ここに陽渓というツボがあります。
ここに反対の親指を引っ掛けます。手前に引くイメージで圧をかけ、手首は奥に倒すように動かします。
3)前腕母指側の筋肉
DFAL上の筋肉ではありませんが、
ラインに近いところにある、この筋肉が固まりやすいので、
ここを反対側の親指・人差し指・中指で摘んでほぐします。
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