内臓と膝の痛み


Masahito Shiba

横浜鶴見・蒲田を拠点に活動する治療家パーソナルトレーナー。身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中。

鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト


内臓と膝。特に消化器系と膝は関係が深いです。
消化器系というと、胃・膵臓・肝臓・胆嚢・小腸・大腸などがありますが、その中で胃・膵臓・肝臓・胆嚢と関係の深い経絡が膝まわりを走行してます。
※脾経は脾臓と膵臓が関係する
先日、膝を痛めている方の治療をおこないましたが、まさしくこれが当てはまっていました。
その方はここ2〜3年消化器系に不調があり、診断をしていくと胃実/脾虚の状態でした。(胃経が固まって、脾経が弱っている)

胃経と脾経の経絡調整後、セルフワークとして、まずは胃や膵臓をゆるめるため、みぞおち/背中のクロスポイントワーク
そしてこのワークにプラス、みぞおちの奥に空気を入れるイメージで腹式呼吸も実施していただきました。

みぞおちの奥に胃があり、胃の裏に膵臓があるため、これらのワークをおこなうことで、胃や膵臓をゆるめることができます。


さらに胃をゆるめて、弱っている脾経を活性化させるため股関節スクワット+内もも摩り。
股関節スクワットは大腰筋を活性化させます。大腰筋はみぞおちの反対側の背骨、胸椎12番で横隔膜と筋連結しており、さらに横隔膜は胃横隔間膜を経由して胃と連結しているため、
大腰筋を動かすことにより、間接的に胃をゆるめることができます。
そして内ももには脾経が走行しているので、摩ると脾経が活性化されます。

治療とセルフワーク後、再度膝を確認してもらったところ、完璧には痛みはとれませんでしたが、7〜8割は改善されました。

全く関係なさそうなところが意外と関係していることがあるので、治療する際は、色々な視点で身体をみて診断できると良いですね。


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