拘束された腰


Masahito Shiba

横浜鶴見・蒲田を拠点に活動する治療家パーソナルトレーナー。身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中。

鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト


私は約2年間、24椎ある背骨(頚椎7、胸椎12、腰椎5)を1椎1椎触りながら動かすというトレーニングを行ってます。
下記の動画のように背骨に触りながら前後・左右・回旋と全方向に動かします。これを24椎全て行います。



ハンマー投げの室伏広治選手が背骨1椎1椎を自分の意思で動かす事ができるのは有名な話。

室伏選手みたいに背骨1椎1椎を触れずに、自分の意思で動かす事はまだ難しいですが、それに近い事はできるようになりました。


このようなトレーニングをやり続けていると感じられるのですが、背骨の中でも腰椎4番5番がトップレベルに動きが悪いです。

腰椎4番5番は背骨の一番下で固まりやすい構造になっているので、仕方ない部分もあります。
私の場合は腰椎4番5番を動かすトレーニングをしてますし、他の背骨もある程度動くのでカバーする事もでき、体を動かす事になんら支障はありません。
ですが腰椎4番5番が固まり、さらに他の背骨も固まってしまうとやっかいです。

背骨が棒のようになり力を逃せなくなります。
そしてその中でも群を抜いて固まるのが腰椎4番5番。表題どおり〝拘束された腰〟になり一番負担がかかります。

これが腰痛発生の原因。
腰椎椎間板ヘルニアは第4・5腰椎間、第5腰椎と仙骨間に発生する確率が約90%。
この確率をみてもあきらかです。

この〝拘束された腰〟から解放されるには背骨全体を動かせるようになること、腰椎4番5番をゆるませることです。

といっても私が行っているような背骨1椎1椎に触れながら動かすというのは、体の構造を理解していないと難しいトレーニングなので、今回はもっと簡単に背骨を動かし、ゆるめるトレーニングをご紹介させていただきます。





①背骨全体を動かす 

  1. 肩の下に手首、股関節の下に膝を置き四つんばいになります。
  2. 腕の力を使わない、背骨を動かす意識で前後・左右に動かします。
前後10回、左右10回



① 腹式呼吸 

  1. おへそから指4本下(関元というツボ)を触り、逆の手で反対側の背骨(腰椎4番5番)を触ります。
  2. 触れてるところを膨らますイメージで腹式呼吸を行います。
10回



① 腰椎4番5番をゆらす 

  1. 腹式呼吸の時と同じ場所を触ります。
  2. 触れてるところ(特に腰椎4番5番)をゆらしてゆるめる。
1〜2分

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