『どこを引き締めたいですか?』と女性に聞くと、必ずと言っていい程名前があがる二の腕。
ノースリーブやTシャツを着る時に気になりますよね。
何故二の腕がたるんでしまうのかご存知でしょうか?
本日は二の腕がたるむ原因と対処方をご紹介したいと思います。
==========
二の腕がたるむ原因
==========
まず結論から言うと、
二の腕のたるみは
上腕三頭筋(腕の裏)の衰えと姿勢の悪さ。そして、
小指や薬指が使えない
ことが原因です。
これだけ言われてもわけわからないですよね。順を追って説明します。
まず二の腕は主に上腕二頭筋(力こぶ)と上腕三頭筋(腕の裏)で構成されています。
上腕二頭筋は肘を曲げる筋肉。
物を持ったり引っ張ったりする筋肉なので、日常生活でも多く使われます。
上腕三頭筋は肘を伸ばす筋肉。
物を押したり投げたりする筋肉なので、日常生活ではあまり使わないことから、衰えやすい筋肉です。
ではこの2つの筋肉を経絡の視点から見てみましょう。
経絡とはツボとツボを繋いだライン。
親指・人差し指・中指から始まる経絡は
前腕の前と外 ~ 上腕二頭筋の前と外 ~ 肩・胸
を通ります。
試しに肩を内側に巻き、手を思いっきり握ってみてください。
親指・人差し指・中指に力が入りやすくなると思います。
肩を内側に巻くと、
画像①の経絡上にある筋肉が使いやすくなるためです。
では今度は薬指・小指から始まる経絡を見てみましょう。
薬指・小指から始まる経絡は
前腕の後ろと内 ~ 上腕三頭筋の後ろと内 ~ 肩の後ろ
を通ります。
では今度は肩を外側に巻き、手を思いっきり握ってみてください。
小指・薬指に力が入りやすくなると思います。
肩を外側に巻くと、
画像②の経絡上にある筋肉が使いやすくなるためです。
では日常生活ではどの指を頻繁に使うでしょうか。
歯磨き、食事の時のお箸、字を書いたり、パソコンを使ったり。
多分ほとんどの方が親指・人差し指・中指を頻繁に使っていると思います。
つまり
親指・人差し指・中指 / 優位
薬指・小指 / 劣位
です。
先程の経絡上の筋肉にあてはめてみると
画像①の親指・人差し指・中指 ~ 前腕の前と外 ~ 上腕二頭筋の前と外 ~ 肩・胸 / 優位
画像②の薬指・小指 ~ 前腕の後ろと内 ~ 上腕三頭筋の後ろと内 ~ 肩の後ろ / 劣位
になります。
親指・人差し指・中指ばかり使っていると猫背や巻き肩になり、劣位になってる上腕三頭筋が衰えて、二の腕のたるみに繋がる。
こんな流れが出来上がるわけです。
==========
二の腕を引き締める
==========
この流れを食い止めるためには
1)日常生活で薬指・小指を意識して使う
2)画像②の経絡を使ったトレーニングをする
この2つを実践する必要があります。
1)は歯を磨く時、薬指・小指を締めるとか、
パソコンを使う時、薬指・小指でキーボードを打つなどをして下さい。
最初は違和感があると思いますが、やり続ければ慣れてくるので、根気よく続けてみてください。
2)は下記のエクササイズをしましょう。
1.薬指・小指を握ります。
2.そのままうつ伏せになります。
3.腕を外側に巻き、肩甲骨をよせながら背骨を反ります。
20回 ~ 30回を2 ~ 3セット
行いましょう。
腕の裏から肩甲骨の間に効いてくると思います。
二の腕のたるみ改善以外にも猫背や巻き肩改善にも繋がるので、お悩みの方は是非お試し下さい。
0コメント