小指・薬指を使えば腕が細くなる


Masahito Shiba

横浜鶴見・蒲田を拠点に活動する治療家パーソナルトレーナー。身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中。

鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト


『どこを引き締めたいですか?』と女性に聞くと、必ずと言っていい程名前があがる二の腕。

ノースリーブやTシャツを着る時に気になりますよね。

何故二の腕がたるんでしまうのかご存知でしょうか?

本日は二の腕がたるむ原因と対処方をご紹介したいと思います。





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二の腕がたるむ原因
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まず結論から言うと、
二の腕のたるみは
上腕三頭筋(腕の裏)の衰えと姿勢の悪さ。そして、

小指や薬指が使えない


ことが原因です。

これだけ言われてもわけわからないですよね。順を追って説明します。



まず二の腕は主に上腕二頭筋(力こぶ)と上腕三頭筋(腕の裏)で構成されています。

上腕二頭筋は肘を曲げる筋肉。
物を持ったり引っ張ったりする筋肉なので、日常生活でも多く使われます。

上腕三頭筋は肘を伸ばす筋肉。
物を押したり投げたりする筋肉なので、日常生活ではあまり使わないことから、衰えやすい筋肉です。



ではこの2つの筋肉を経絡の視点から見てみましょう。

経絡とはツボとツボを繋いだライン。

親指・人差し指・中指から始まる経絡は
前腕の前と外 ~ 上腕二頭筋の前と外 ~ 肩・胸
を通ります。

試しに肩を内側に巻き、手を思いっきり握ってみてください。

親指・人差し指・中指に力が入りやすくなると思います。

肩を内側に巻くと、
画像①の経絡上にある筋肉が使いやすくなるためです。



では今度は薬指・小指から始まる経絡を見てみましょう。

薬指・小指から始まる経絡は
前腕の後ろと内 ~ 上腕三頭筋の後ろと内 ~ 肩の後ろ
を通ります。

では今度は肩を外側に巻き、手を思いっきり握ってみてください。

小指・薬指に力が入りやすくなると思います。

肩を外側に巻くと、
画像②の経絡上にある筋肉が使いやすくなるためです。



では日常生活ではどの指を頻繁に使うでしょうか。

歯磨き、食事の時のお箸、字を書いたり、パソコンを使ったり。

多分ほとんどの方が親指・人差し指・中指を頻繁に使っていると思います。

つまり

親指・人差し指・中指 / 優位

薬指・小指 / 劣位

です。

先程の経絡上の筋肉にあてはめてみると

画像①の親指・人差し指・中指 ~ 前腕の前と外 ~ 上腕二頭筋の前と外 ~ 肩・胸 / 優位

画像②の薬指・小指 ~ 前腕の後ろと内 ~ 上腕三頭筋の後ろと内 ~ 肩の後ろ / 劣位

になります。



親指・人差し指・中指ばかり使っていると猫背や巻き肩になり、劣位になってる上腕三頭筋が衰えて、二の腕のたるみに繋がる。

こんな流れが出来上がるわけです。





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二の腕を引き締める
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この流れを食い止めるためには

1)日常生活で薬指・小指を意識して使う

2)画像②の経絡を使ったトレーニングをする


この2つを実践する必要があります。

1)は歯を磨く時、薬指・小指を締めるとか、
パソコンを使う時、薬指・小指でキーボードを打つなどをして下さい。

最初は違和感があると思いますが、やり続ければ慣れてくるので、根気よく続けてみてください。



2)は下記のエクササイズをしましょう。

1.薬指・小指を握ります。

2.そのままうつ伏せになります。

3.腕を外側に巻き、肩甲骨をよせながら背骨を反ります。

20回 ~ 30回を2 ~ 3セット
行いましょう。

腕の裏から肩甲骨の間に効いてくると思います。



二の腕のたるみ改善以外にも猫背や巻き肩改善にも繋がるので、お悩みの方は是非お試し下さい。


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