昨日、契約施設であるティップネス蒲田店の女性スタッフの治療をおこないました。
彼女は格闘技系や筋力トレーニング系のスタジオレッスンを担当しており、
連日レッスンをおこなった結果、左膝のお皿の下を痛めたとのこと。
この部位を痛める方は結構多いですよね。
動作を確認したところ、格闘技系レッスンでおこなうステップ時に膝を前に出し、内に入れていました。
そして、さらに細かく全身をチェックしたところ、
特に気になったのは骨盤・股関節のゆがみ
『左寛骨前傾・挙上・インフレア』。
それに伴って起る、『股関節の内旋』です。
左寛骨前傾・挙上・インフレアと股関節の内旋とは
下記のようなゆがみ方をしています。
前に傾く事を『前傾』
上にあがる事を『挙上』
恥骨結合に近づく事を『インフレア』
大腿骨が内側に回転する事を『股関節の内旋』
このようなゆがみ方をする事により、
大腿四頭筋や腰方形筋が固まってしまい、その固さがお皿の下の痛みを作っていました。
《 治療方法 》
まず大腿四頭筋と連鎖する腹直筋の圧痛部位をほぐしました。
※『✕』が圧痛部位。
その後、下記のワークをやっていただき、その場で痛みはとれました。
お皿の下に痛みや違和感をお持ちの方は是非試してみてください。
1)みぞおち/へそほぐし
上記でご説明したとおり、大腿四頭筋と腹直筋は連鎖します。
当ブログでたびたび登場してくる、アナトミートレインのスーパーフィシャルフロントラインです。
大腿四頭筋の緊張による膝の痛みの場合、連鎖する腹直筋(特にみぞおちやへそ周り)も緊張します。
逆を言えば、腹直筋をゆるめれば、大腿四頭筋もゆるむので、膝の痛み緩和に繋がります。
息を吸って、吐きながらみぞおち/へそ周りを指圧しゆるめていきましょう。
両方ほぐしてみて、痛い方は入念にほぐしていきます。
2)カエルストレッチ
寛骨の前傾・挙上・インフレアと股関節の内旋はセットでおこります。
カエルストレッチはインフレアと股関節内旋を改善させることができるので、
それができれば連鎖して前傾と挙上も一緒に改善されます。
股関節の下に膝、肩の下に手首をおき
そのまま膝を外に開き、肘をつきます。
少し痛みを伴いますが、我慢できる範囲まで恥骨を地面に近づけ、
腰周りをゆらしていきましょう。
ゆらすことで、固まっている部位をゆるめることができます。
3)クロスポイントワーク
特に体幹と下肢のワークをおこなっていきましょう。
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