足に力が入るツボ


Masahito Shiba

横浜鶴見・蒲田を拠点に活動する治療家パーソナルトレーナー。身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中。

鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト


『左足に力が入らない 』
『階段で力が抜ける』

先日、そう言った悩みをお持ちのお客様を担当しました。



全身をチェックし、
背骨・骨盤・股関節・膝
など骨格のゆがみも気になりましたが、一番は体の側面にある経絡の胆経。
※引用元『タッチフォーヘルスハンドブック』


このラインの筋緊張が特に気になり、取り除くため、下記のツボを使用。

ここを刺激した後、階段を歩いてもらったら、力が入るようになり、階段の上り下りがスムーズになりました。





《 外側ラインの機能 》


胆経はアナトミートレインのラテラルラインと類似しています。


ラテラルラインは両側から身体を支え、
横ブレを防ぐ機能があります。

胆経とラテラルライン(以下、外側ライン)は筋肉の視点で捉えた場合、
機能はほぼ一緒なので、胆経も横ブレを防ぐ機能があるということになります。
ですが、この機能は筋肉がゆるんでいないと発揮されません。

特に、使用した2つのツボに対応する筋肉、
中殿筋・大腿筋膜張筋・腸脛靭帯・外側広筋・大腿二頭筋
は股関節と膝の動きに関係する筋肉で、横ブレ防止に特に必要な筋肉です。

先日担当したお客様は、外側ラインが伸長したまま固まっていたので、

横ブレの制御ができない = 左足に力が入らない


となったわけです。





《 ツボを押す 》


自分では押しづらい場所なので、今回は小道具としてポジションボールを使用します。

1)居髎

居髎は腰骨とその下にある出っ張っている骨(大転子)の間にあります。


横向きで寝転がり、ポジションボールをあて、圧をかけながら、身体をゆらしましょう。



2)風市

風市は立ったまま腕を垂らした時に中指の先端があたる位置にあります。


横向きで寝転がり、ポジションボールをあて、圧をかけながら、身体をゆらしましょう。





両方共、圧をかけると痛みが出やすい場所なので、我慢せず無理のない範囲でほぐしていきましょう。

やりすぎは逆効果になるので、
1回1~2分、週2~3回を目安におこなってください。

同じ症状。
もしくは、歩くとすぐ疲れたり、
足の上がりが悪い方は
同じ筋肉が固まっている可能性があります。

緩和されるかもしれないので、是非上記のツボ押しを試してみてください。






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