身体の安定感をつくる


Masahito Shiba

横浜鶴見・蒲田を拠点に活動する治療家パーソナルトレーナー。身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中。

鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト


皆さん、丹田(たんでん)をご存知でしょうか?「下腹部にあって、武術とかで大切と言われてて…」と、こんな感じのイメージがあると思います。

辞典で調べると

世界大百科事典 第2版の解説
たんでん【丹田 dān tián】


中国,道教に説く身体の部位の名。晋の葛洪の《抱朴子》では,両眉の間の3寸入った所を上丹田,心臓の下にあるのを中丹田,臍下(せいか)2寸4分にあるのを下丹田と呼び,この三丹田には,衣服を着,名前を持つ具象的な神である〈一〉が居り,この神を守ること,すなわち守一の道術が説かれる。北宋の中期ごろに起こった紫陽真人張伯端(987‐1082)の金丹道では,とくに臍下丹田が注目され,体内における不死の金丹の結実するところとされた。


このように書かれています。
辞典にも書かれているように、丹田は三つあり、よく言われている丹田とは下丹田の事をさします。





《 下丹田 》


下丹田とはヘソから指4本下にある、下腹部の中心にある意識の事。
下丹田があることで、
どっしりと安定した動きや、不動心(心が揺れ動かない。動揺することない。)という優れた心の状態をもたらさられると言われています。

筋肉で言えば、下腹部の中心に対する意識なので、

大腰筋
横隔膜
骨盤底筋群
腹横筋

などのインナーマッスルが活性化します。



①下丹田の形成 


1.へそから指4本下をさわる。
2.さわっている下腹部の真下。下腹部の中心を意識する。
3.鼻から息を吸い、下腹部の中心を膨らます。
4.鼻から息を吸い、下腹部の中心を膨らませたまま呼吸をする。
5.苦しくなってきたら息を鼻から吐き、下腹部を元に戻す。

下丹田が形成されると、体重は変わっていないのに重くなる。こんな現象が起きます。
※左:下丹田形成前 右:下丹田形成後


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