胸を張るのが良い姿勢?


Masahito Shiba

横浜鶴見・蒲田を拠点に活動する治療家パーソナルトレーナー。身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中。

鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト


猫背 = 悪い姿勢
胸を張る = 良い姿勢

いつどこで誰がこの設定を作って、世に刷り込んだのかは知りませんが、ほとんどの方の潜在意識の中にはこの設定があるような気がします。
私の頭の中にも昔、この設定がありました。

そして『良い姿勢でいなきゃ!』という気持ちが強い人ほど、常にそれを意識しているので胸を張りっぱなしになります。

実はこのような胸を張っている、世間一般で言う良い姿勢は、見た目が良い姿勢であって、身体にとっては悪い姿勢なんです。

胸を張る姿勢は重心位置が少し前に傾きます。これだと土台である骨の上には乗れません。建物だったら倒壊しています。
でも人間の身体は建物とは違って、多少傾いても筋肉の力でカバーします。
ですが、それを長時間続けていると筋緊張を生み、結果関節痛などの故障につながります。

胸を張る姿勢は歩く・走るや人前に立つ時以外はしなくていいです。
歩く・走る、人前に立つ時は画像左。
普段は画像右。
こんな感じで時と場合に応じて姿勢を使い分けられると身体にかかる負担は最小限に抑えられます。

右の姿勢のポイントはいくつもあるんですが、
まずは一番緊張しやすいみぞおちを軽く丸め、膝の力を抜いてください。

ワークだと
クロスポイントシステム
体幹のクロスポイント
みぞおち/背中のスイッチ

下肢のクロスポイント
膝裏・膝裏上のスイッチ

をおこなって、力の抜き方を覚えていきましょう。

あと、膝抜きができるとなお良いですね。

この姿勢を覚えられると身体がだいぶ楽になるので、普段から少し意識してみてください。






〉オススメ書籍

0コメント

  • 1000 / 1000

治療家パーソナルトレーナー柴雅仁のブログ 横浜/鶴見/川崎/蒲田

身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中