昨日のランニング中に気がついたんですが、わきが固いと呼吸が苦しくなりますね。
特に三角筋後部や上腕三頭筋が固まると呼吸が苦しくなる感じがします。
三角筋後部はアナトミートレインのスーパーフィシャルバックアームライン(以下SBAL)にあるため、僧帽筋と連鎖し、
上腕三頭筋はディープバックアームライン(以下DBAL)にあるため、肩甲挙筋と連鎖します。
この2つの筋肉は肩をすくめる筋肉です。
そして、神経の視点で考えても、
わきにある大円筋の上下には腋窩神経(えきかしんけい)という三角筋の支配神経や、
橈骨神経(とうこつしんけい)という上腕三頭筋の支配神経があります。
大円筋が固まることにより、この2つの神経を圧迫し、三角筋や上腕三頭筋がうまく機能せず固まってしまい、その固さが上記の筋連鎖により僧帽筋や肩甲挙筋に伝わり、肩をすくめてしまう可能性も考えられます。
肩がすくむと背骨が丸まり、腹筋に力が入るため、呼吸が浅くなり苦しくなります。
ランニング中に呼吸が苦しくなるのは、ランナーにとって致命的なダメージになるので(特にマラソンのレース中になったら最悪)普段からなるべく柔らかい状態をキープしたいところ。
ただ、柔らかくしたくても、わきのどこが三角筋後部・上腕三頭筋・大円筋なのか一般の方ははなかなか区別がつかないと思います。
なので、わきの付け根からその下あたりまで、満遍なく摘んでマッサージしてください。
特に付け根には三角筋後部や上腕三頭筋が付着しているので、入念にほぐしていきましょう。
小道具として、3Dマッサージロールやストレッチポールなどを使えば、さらに効果的にほぐせます。
※3Dマッサージロールやストレッチポールの詳細な使用方法はこちら↓
マラソンシーズンですからね。
呼吸が苦しくなって、途中で足が止まらないように、ランナーの方は是非わきをほぐしてみてください。
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