20代前半なので、約10年くらい前。
その当時は筋トレ大好きで、家にベンチ台やスクワットラックまで置いて、ほぼ毎日筋トレをしていました。
特にベンチプレスが好きで、やり始めた当初は35〜40㎏くらいが精一杯だったのに、100㎏まではあげられるようになりました。
ひょろひょろの自分が嫌ではじめた筋トレ。身体が面白いくらいに変わってめちゃくちゃ嬉しかったんですが、その反面、身体の動きがどんどん悪くなっていることに気がつきました。走れない。柔軟性もない。
前屈とか地面に手が届きませんでしたからね。
だから毎日毎日ほぐしてました。そうじゃないと身体が固まって動けなかったから。
筋トレ → ほぐし → 筋トレ → ほぐし
こんな感じで。
でもこれって何の解決にもなってないんですよね。その場しのぎな感じで。
これが20代中旬の時。筋トレに対してすごい疑問が湧いてた時期になります。
この辺りから筋トレと距離を置きました。全くやらなくなったわけではないけど、頻度を減らして、自分なりに少しやり方を変えたりしてました。
そして、「動ける身体ってどうやったら身につくんだろう」と調べまくっていました。
そんな時に出会ったのが体軸。
もう直感です。「これだ!」と思いました。そこから体軸のワークに没頭。
そして去年の8月にJCMA体軸セラピストを取得し、体軸の専門家になりました。
そして今年から、20代前半の時のような筋トレを再開。もちろんただ鍛えるだけではなく、体軸を意識した筋トレ。いかにインナーマッスルを優位に働かせて、全身を上手く連動させて筋トレができるか。
どれだけ精密にできるか。
これを意識して取り組んでます。
やりはじめて約1ヶ月。早くも違いを感じています。
まず筋肉痛や張り感が全身満遍なく起きます。例えば、昔であればベンチプレスで胸を鍛えた次の日は、胸や腕だけに筋肉痛や張り感が出ていました。そのため、次の日は腕や肩周りの動きがかなり悪くなっていました。
ですが今はベンチプレスをやっても、胸や腕以外に、体幹部にも張り感が出てきます。
つまり上肢と体幹が連動し、負担を分散させてベンチプレスができているということ。そのため、次の日も腕や肩周りの動きが悪くなるということはなく、少し重いくらいで普通に動かすことができます。
一部の筋肉でトレーニングをするのか。全身を連動させてトレーニングをするのか。
筋トレでパフォーマンスを下げる人と上げる人の違いはここにあるんじゃないかと思います。つまり筋トレは悪くないということ。結局やり方次第。意識の仕方次第ということです。
0コメント