イメージが大切


Masahito Shiba

横浜鶴見・蒲田を拠点に活動する治療家パーソナルトレーナー。身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中。

鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト


お客様の痛みをとったり、機能や動きを変える時に胸式呼吸や腹式呼吸をやってもらう事がある。
少し前までは胸式呼吸の場合は「肋骨を前後左右に広げるイメージ」とか、腹式呼吸の場合は「下腹部を前後に広げるイメージ」みたいな感じでお伝えしていた。

だが最近は少し表現方法を変えて、さらにヒューマンアナトミーアトラスというアプリに図を書き込みながら説明している。
胸式呼吸の場合は「胸の中心(アプリで胸の中を見てもらう)で青い風船が膨らんで、その風船が胸の中から肋骨を前後左右に押し広げているイメージ」といった感じ。
※なぜ青なのかは過去の記事で

正直前の説明の方が簡単なんだが、わざわざこの長い説明にしたのには理由がある。それは中の筋肉、インナーマッスルに意識を向けてもらいたかったからだ。
前の説明だと、どこを狙っているのかがわからない。わからないからお客様は自分のイメージでやることになる。そのイメージでインナーマッスルを使える人もいれば、アウターマッスルに力を入れて広げようとする人もいる。
アウターマッスルに力を入れて広げようとすると、肩や腹筋に力が入り思うように広がらない。
これではなかなか効果が出ないから、色々考えた結果この表現にたどり着いたわけだ。これは完全に主観なので、別にデータをとったわけではないんだが、この表現にしたことにより、アウターマッスルに力を入れて広げようとする人が減った感じがする。
〝胸の中心、胸の中から広げる〟と表現すると胸の中に意識を集中させる。そうすると中の筋肉であるインナーマッスルを使えるようになるわけだ。

イメージを変えるだけで身体の動きが変わるので、自分でトレーニングをする時は使いたい部位をイメージしながら。(考え過ぎず、ぼんやりイメージ)
そして指導する時は、使ってもらいたい部位をイメージできるような表現で説明する。
これで効果が変わるので、トレーナーやセラピストの方、そしてスポーツ愛好家の方は是非試してみてもらいたい。

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