「イライラすると甘いものが食べたくなる」
「疲れると甘いものが食べたくなる」
こういった方は多いと思います。
でも実はこの逆パターンで、甘いものを食べるからイライラしたり、疲れやすかったりすることもあるんです。
精神的、肉体的にストレスがたまると交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると副腎髄質からアドレナリンが、副腎皮質からはコルチゾールが分泌され、この二つのホルモンが血糖値を上げます。
交感神経優位(イライラ、疲労)→ 血糖値上昇
こんな流れですね。
でもこれって逆に〝血糖値が上昇する(甘いものを食べる)から交感神経優位(イライラ、疲労)になる。〟とも考えられるんです。
つまり、交感神経優位 ⇆ 血糖値上昇ってこと。
イライラする → 甘いものを食べる → 甘いものを食べることが常習化する → 常に血糖値が高い状態になる → イライラしやすくなる → 甘いものを食べる
これはもう負の連鎖です。この連鎖から抜け出せないと高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病や肥満になり、最悪の場合ガン・脳梗塞・心筋梗塞などに繋がります。
あとこれは子供がキレやすくなる原因の一つでもあると言われています。お菓子や甘いジュースばかり与えると子供もこの負の連鎖にはまるので。大人はイライラしてもある程度我慢できますが、子供は精神がまだ未発達なので我慢できないです。だからキレます。
この連鎖を断ち切るには、辛いと思いますが、甘いものを断つことが一番です。病気になってから、子供がキレやすくなってからでは遅いですからね。完全に断つことができなければせめて回数を減らすとか、当てはまる方は今のうちに何かしらの対応をした方が良いと思います。
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