以前みぞおちをゆるめることで血糖値が下がったと書いた。
そして一昨日、血糖値が下がったお客様とは別で、今度は血圧が下がったという報告を受けた。みぞおちは生活習慣病に効果抜群のようだ。
血圧が下がった理由として考えられるのは3つ。呼吸・胸郭の可動性・筋連鎖だ。
①呼吸
みぞおちには腹直筋や外腹斜筋といった筋肉があり、これらの筋肉がゆるむと肋骨の可動性が上がる。肋骨の可動性が上がると呼吸が深くなるため、副交感神経が優位になり血圧が下がる。
②胸郭の可動性
胸郭とは肋骨・胸椎・胸骨を合わせた胸まわり全体のこと。
①呼吸でも書いたとおり、みぞおちをゆるめると肋骨の可動性が上がる。そして肋骨の可動性が上がるということは関節で繋がっている胸椎や胸骨の可動性も上がるわけだ。
胸郭の可動性が上がれば、胸骨に心膜(心臓の膜)・靭帯を介して付着している心臓の動きもよくなるため、血圧は下がる。
③筋連鎖
みぞおちの反対側にある胸椎12番にはインナーマッスルである大腰筋や横隔膜が付着している。これらの筋肉は心膜と連結しているため、みぞおちをゆるめることにより、大腰筋や横隔膜の機能が高まり、その影響を心臓にも与える。
高血圧でお悩みの方はみぞおちをゆるめた後、クロスポイントのみぞおち/背中のスイッチを試してみてほしい。
0コメント