身体が固い人の特徴の1つが体幹部が箱のように固まっていること。例えば、前屈で地面に手がつかない方や開脚がうまくできない方は、身体を前に倒した時に背骨が曲げられず、まっすぐのままで止まってしまいます。体幹部はパッと見関節がなさそうに見えますが、実は細かく小さな関節がいくつも存在します。ざっと数えただけでも42はありました。
1つ1つの骨が小さいため、関節の動く角度はとても小さいです。股関節が曲がる角度は120〜125°あるのに対し、腰骨の1番下にある腰椎5番と骨盤との関節はわずか17〜18°しか曲がりません。ですが、そんな小さな関節でも42も存在したらかなり大きな動きになります。
では実際に体幹部をゆるめたらどのくらい身体が柔らかくなるか体感していただきたいと思います。まずは前屈をしてください。この時、手がどのくらい下にさがるか確認してください。
次に中丹田と下丹田ワークを各10回ずつおこないます。
終わったら再度前屈をしてください。いかがでしょうか。先程よりも手が下にさがったかと思います。
体幹部が固いだけで柔軟性にかなりの影響を与えます。柔軟性をあげたい方は下半身をゆるめるたりストレッチするだけでなく、体幹部もしっかりゆるめてください。
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