そんな複数あるお言葉の中で、
『なんでさすっただけで前屈ができるようになるんですか?』
という質問を数名の方からいただいたので、本日はそれにお答えします。
まず、私は高岡英夫氏が提唱する
体軸理論
をベースに治療や運動指導をおこなっています。
体軸には4本の軸が存在し、
前から、1軸・2軸・3軸・4軸
とあります。
※体軸理論でお話している体軸は3軸のことをさします。
画像を見ていただくとわかるかと思いますが、
1軸 → 母指球
2軸 → 土踏まず
3軸 → 内くるぶしの直下
4軸 → かかとの後ろ
を通ります。
そして、
1軸 → 体の前面のアウターマッスル優位
2軸 → 体の前面のアウターマッスルとインナーマッスル優位
3軸 → インナーマッスル優位
4軸 → 体の後面のアウターマッスル優位
になります。
前屈をする場合、体の前面を優位に働かせる姿勢をとった方が曲げやすくなるため、
母指球付近をさすり1軸に意識を向けさせます。
そうすると前屈がやりやすくなるんです。
後屈の場合にかかとをさすったのも同じ理屈。
4軸に意識を向けさせるためです。
このように、動きによって意識の方向を自由自在にかえられると、
今持っている最大限のパフォーマンスを発揮することができるわけです。
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