タンパク質の摂りすぎで肩が上がらなくなる⁉︎


Masahito Shiba

横浜鶴見・蒲田を拠点に活動する治療家パーソナルトレーナー。身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中。

鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト


一昨日、ジムスタッフの男の子に「左腕が上げ辛く、上げると肩から腕にかけて痺れる」と相談を受けました。

診断していくと経絡の左腎経と左膀胱経にエラーが。(経絡とはツボとツボを繋いだラインのこと)
※画像左。足の内側からお腹の真ん中から胸までのラインが腎経。
画像右。足からもも裏、背中、頭までのラインが膀胱経。

身体を観察すると左膀胱経の特に背中の筋肉が固まっていて、左肩を下げていました。
さらに体幹が左回旋していて、左の腎臓を圧迫。

「なんでこんな姿勢してるんだろなー。」と思い、色々話を聞いていると、気になったのがタンパク質の摂取量。
ボディビル系のマッチョ男子で、プロテインを1日4杯飲んでいるとのこと。
その他は特に聞きませんでしたが、プロテインを1日4杯も飲んでいるということは他にも食事でタンパク質を大量の摂取していることが予想できました。

タンパク質は身体を構成するのに重要な成分ですが、摂りすぎは内臓、特に肝臓と腎臓に負担をかけます。

摂取したタンパク質は体内で合成と分解を繰り返しますが、摂り過ぎて余ったタンパク質は分解され窒素→アンモニアになります。
アンモニアは脳に害をもたらす物質のため、肝臓で無害な尿素に変換され腎臓で尿として排泄されます。

この時タンパク質を過剰に摂取すると、より多くのアンモニアを尿素に変換して排泄をしなければいけないため肝臓と腎臓に大きな負担をかけることになります。

多分このジムスタッフはこれで腎臓に負担をかけて腎臓疲労を起こし、その疲労が左の背中の筋肉に伝わり固めて、結果左肩を下げてしまい、左腕が上げ辛くなったのでしょう。

5〜10分くらい治療したら腕は上げやすくなり、痺れも無くなりました。
セルフケアとして腎臓と関係の深い大腰筋の機能を高めるワーク。

あとは食の見直しを説明。
筋肉をつけたくても、身体に不調が出てたら元も子もないですからね。
栄養の摂りすぎも少なすぎも身体には良くありません。何事も程々にですね。






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