子どもから学ぶ、首肩を痛めない方法


Masahito Shiba

横浜鶴見・蒲田を拠点に活動する治療家パーソナルトレーナー。身体の調子を整えるためのセルフケア方法を配信中。

鍼灸師/NSCA認定パーソナルトレーナー/JCMA認定体軸セラピスト


生後4ヶ月を過ぎた息子が、最近寝返りをうつようになり、うつ伏せになる機会が増えました。
その姿をじーーーっと見てて思ったんですが、

この体勢。

大人だったらすぐに首肩を痛めそうな体勢ですよね。


試しに、うつ伏せで顔をあげたまま、じっとしてみてください。

首や肩が痛くなりませんか?

個人差はあると思いますが、そう長い時間この体勢はとれないと思います。

でも子どもはこの体勢とり続けます。

とり続けても涼しい顔してます。

何故大人は痛めて、子どもは平気なのか。

それは、

胸椎と股関節の柔軟性が違うからです。






《 胸椎の柔軟性 》


背骨は頚椎・胸椎・腰椎と三部位に別れており、
頚椎と腰椎は前湾、
胸椎は後湾して、丸まっています。


子どもは柔らかいので、この丸まった胸椎を、簡単に反らすことができます。
これができると、頚椎だけでなく、
胸椎~腰椎も使って頭を上にあげることが出来るので、
力が分散され、首肩の負担が軽減されます。

ですが、大人はスマホを使用したり、PCを使ってデスクワークをしたりと、
前のめりになったままの状態を続けているので、
元々丸まっている胸椎はさらに丸まり、しかもそのままで固まって動かなくなります。

そうなると、いざ頭を上にあげようとした時に、頚椎しか動かなくなるので、首肩にダイレクトに負担がかかり、痛みが発生します。





《 股関節の柔軟性 》


股関節が柔らかければ、股関節が曲がった状態でも、その上にある骨盤や背骨を真っ直ぐのまま保つことができます。


真っ直ぐ保つことができれば、背骨全体を丸めるめたり伸ばしたりと、
自由自在に動かすこともできます。


ですが、大人は前のめりになり、丸まっている機会が多いため、
股関節の曲がりが悪くなり、その上にある骨盤や背骨も後ろに倒れ、丸まったまま固まってしまいます。
この状態だと、背骨全体を自在に動かすことができなくなるため、
頭を上にあげようとすると、頚椎だけが動いてしまい、
首肩に負担をかけ、痛みが発生します。






《 改善ストレッチ 》


大人が子ども並に柔らかくするのは難しいですが、
しっかり努力すれば子どもの柔らかさに近づくことはできます。

下記二種目のワークで胸椎と股関節を柔らかくし、首肩のコリや痛みを軽減させましょう。



1)シルベスター法


みぞおちの反対側にハーフポールやクッション、ボールなどをいれます。
そのまま手を胸の前に伸ばし、
息を吸いながらバンザイ、吐きながら胸の前に戻します。
これを10回おこないましょう。



2)股関節スクワット


足を腰幅に開き、つま先を前に向けます。
股関節を触りながらお尻を後ろに引きもも裏の坐骨よりを伸ばします。
これを10回おこないましょう。



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